2019/01/21
【移動】大雪でも飛行機が欠航しない!?北海道旅行で覚えておきたい旭川空港の存在
北海道最大の空港、新千歳空港。
北海道の空港なので雪対策は万全ですが、それでも欠航することはあります。
新千歳空港には2本の滑走路があって、雪が多いときには交互に除雪しながら運用してますが、それでも追いつかないことはある。
(千歳はもともと雪が少ない地域なのです。札幌の約半分程度)
除雪したそばからどんどん積もるほど降ってると、どうしようもないです。
そうなるとやむを得ず欠航するわけですが、欠航って困りますよね。
余裕のあるスケジュールならいいですが、翌日仕事とかだと大変。
でも旅行のスケジュールは何ヶ月も前から組んでるし、天候をみて変更するのも難しい。
そんな時、欠航を避けるにはどうすればいいんでしょうか。
【動画付き】「就航率99%の安心。」。旭川空港(東神楽町)がアピールしています。冬場は暴風雪による欠航の懸念がありますが、今冬も天候が理由の欠航はゼロ。支えるのは農閑期の近隣農家でつくる除雪隊です。https://t.co/uNDjcddIvP pic.twitter.com/SXOanclVKe
— 北海道新聞 (@doshinweb) 2019年1月21日
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旭川空港の存在
冬の欠航を避けるなら、旭川空港を利用すること。
でも北海道のことをご存知なら、旭川が道内有数の豪雪地帯ということもご存知でしょう。
「それなのになぜ旭川空港?」と不思議に思われるのも無理のない話。
旭川空港はなぜ欠航しないのか?
こちらからも分かるように、旭川空港の就航率は群を抜いて高い。
その理由は
1.旭川は空港自体が小さく、便数が少ない
新千歳空港の就航路線は国内外合わせて40以上。
旭川空港は国際線を入れても3路線(羽田、中部、上海)
この圧倒的な差をお分かりいただけるでしょうか。
新千歳は除雪が間に合わないので欠航してしまうのです。
2.除雪体制・雪質の問題
新千歳空港が雪対策を怠っているわけではありません。
3,000mの滑走路の除雪を、約30分間で完了するための除雪機材を配備しています。
それでも除雪が追いつかないのは、千歳は湿って重い雪が多いから。
比べて旭川は気温が低いので、軽い雪が多い。
加えて旭川空港では、鉄壁の除雪隊「ワックスウイングス」が配備。
1便目の飛行機が飛ぶ前の早朝から、5種7台の除雪機が除雪を始めます。
滑走路には溝がついていて、排雪効果も高い。
着陸後はディアイシングカーで機体の雪を取り除き、雪をつきにくくする処理をします。
そのような理由で
- 新千歳便が続々欠航していても
- 滑走路が大雪で閉鎖されていても
旭川便は普通に飛んでいることもしばしば。
旭川空港から札幌までは車で2時間半程度、バスとJRでも2時間20分ほどです。(乗り換え時間含め)
なので新千歳便で欠航や遅延することを考えると、はじめから旭川便にしておく方が安心。
「新千歳便が欠航してるから旭川へ行こう」では手遅れです。
注意しておくポイント
それほどの大雪が降っている場合、札幌への道路が通行止めになっている場合があります。
JRも運休になっている場合もありますので、交通情報には十分な注意が必要です。
でも一番重要なのは余裕をもったスケジュールを組んでおくこと。
そうすれば飛行機が欠航しても多少遅れても慌てずにすみます。
冬の北海道は急に吹雪いて出かけられなくなったり、道路が通行止めになったりJRが運休になるのも珍しくありません。
もしそうなっても、臨機応変にスケジュールを組みかえられるようにしておくのは極めて重要なことです。
まとめ
冬の北海道旅行に急な天候悪化は避けられません。
事前に天気予報をチェックしておくのも大事ですが、急なスケジュール変更にも対応できるようにしておくと安心。
ホテルなども天候悪化の場合はキャンセル料がかからないことがほとんどですので、くれぐれも無理をしないようにしましょう。
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